今日はギターについて書きます。
ギターは何と言っても音色と繊細さ。あらゆるジャンルにフィット出来る多様性を持ちながらクラシック最強! 勿論クラシックギター でロックな事も可能。
ひと昔前のお話し。ヨーロッパのあるクラシック音楽祭の監督が国際的な楽器を入れようと最初に出した名前がクラシックギター ! そのお話を聞いた時は正直嬉しかった。
国際的⁉︎ その理由は下記の理由によるところが大きいです。
中世そしてバッハからピアソラ 現代音楽 ボサノバ などなど
ピアノと違ってショパン弾きの様にレパートリーが厚くなく限定的なレパートリーだけでは成り立ち難い楽器がギターです。一方管弦楽曲をギター1本で弾いたりバッハを深めたり一晩のプログラムを自在に組めるクラシックの世界では先駆者でもあり自由自在な楽器です。
その理由はピアノの様にギターオリジナル曲が多くない為です。そして残念なことに大作曲家の作品が非常に少ない点です。その理由は近代までクラシックギター はバイオリンやピアノの様に絶対的な地位を確立していなかったからです。
ギターの地位を確立する絶対的な存在が現れます。それがスペインの巨匠 アンドレス・セゴヴィアです。
ビフォアー・セゴヴィアとアフター・セゴヴィアでは全く様相が変わりました。
それだけアンドレス・セゴヴィアの存在は絶対的でその後のギターの歴史を大きく替えました。
それでもバロック期以降のレパートリーの厚さでは他の独奏楽器の比ではないのは明らかです。
それ故、全時代そして全世界を股にかけたレパートリーの構築が一晩の演奏会プログラムに要求される場合が常です。
世界各地でギターは文化に浸透しながら発展しています。その事がクラシックギター の為の楽曲制作にフィードバックされやすいのがこの楽器の特徴とも言えるでしょう。
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