やり方と在り方 その2

ギター教室

ロボットでは現代の科学技術を持ってしても芸術的な動きは未だ無理がありますね。たぶん…

ロボットではろくろっ首〜こんな感じも難しいかも…笑笑

竹原はん という舞踏家をご存知でしょうか?

90歳近くまで現役を通し動く錦絵と評された日本屈指の舞踏家です。

西にはマイヤ・プリセツカヤ 20世紀最高のバレリーナ

私は1999年の東京公演を観てそれはそれは感動しました。

スペインの民族舞踏 フラメンコのカルメン・アマーヤとクリスティーナ・オヨス

スペイン留学中のオヨスの公演を何度か観ました。舞台へ一歩足を踏み入れた時の足先の動きで私は全身に鳥肌が立ったのを今でも思い出します。オヨスも

両者から東西様式は違っても共通するものを感じざるえませんでした。

演舞者の内的な変化により身体の最奥部から動きだして踊りとしてそれが表出していた事です。

特に私たち日本人にとって竹原はんの研究は意味深いものになると感じています。

彼女の演者としての軌跡から我々が失ってしまった身体的文化の背景も見えて来ます。

彼女はどこの流派に属さない舞踏家でした。やり方を先生から学ばず在り方を追求した真の芸術家。

小手先の動きを究極まで排除し心意体を統一した身体操作。

日本文化を背景に彼女自身の美意識と身体の体性感覚を極限まで磨いた結果かも知れません。何かを積み重ねて行くよりも極限まで削ぎ落とした時に魅せるその美しさには言葉を失います。

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